TUTゲーム制作小話~オクトパッシュ!編~

今回はサ・ラブレッドが制作している『オクトパッシュ!』の制作秘話についてご紹介します。

企画の変遷

現在制作している『オクトパッシュ!』に至るまでには、色々と企画の変遷がございました。 というのも、私たちサ・ラブレッドは元々タコが主役のゲームを作っていたわけではないのです。

元々の企画は植物の花粉や種子を引っ張り操作で飛ばして、虫や自然の力を借りながらゴールまで運び、 花を咲かせるというゲーム内容でした。この時点ではタコの影も形もなかったのですが、 引っ張り操作は現在の『オクトパッシュ!』にも引き継がれています。

元の企画は途中で伸び悩んでしまったのですが、クールタイムなしの引っ張り操作で キャラクターを動かすアクションは好評だったため、それを軸に新たな企画を立ち上げることになりました。 ちなみにこの引っ張り操作、動いている最中にも引っ張った方向へ機敏に、チャカチャカ動けるため、 チーム内ではチャカチャカスタイル、略して「チャカスタ」という通称がつけられていました。

このチャカスタの、引っ張って、溜めて、ビュンと飛び出す、そんな動きを活かせる主人公はいないものか… チームで模索していたときに見つけたのがタコだったのです。

加えてタコは頭を前にして泳ぐので、頭にいろんな被り物をして、アクションに幅を持たせるのはどうか、 というアイデアが合わさり、現在の『オクトパッシュ!』に繋がったのです(画像は企画の初期のもの)。